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BATIC Subject1 Accountant Level獲得!

あらまし

 2011年7月24日、BATIC(国際会計検定)の受験をし、今日、試験結果が届きました。結果は、無事、目標であった「Accountant Level獲得」でした。得点は392/400点で、8点の問題を1問間違えていたようです。TACの解答速報の自己採点結果と同じでした。

勉強時間・勉強方法

 日商簿記2級を取得したばかりでしたので、簿記の知識はそれなりにありました。その状態から、勉強時間は、20〜30時間くらいです。簿記の知識があまりない場合や英語が苦手な場合はもう少し勉強時間が必要かもしれません。公式テキスト(新版BATIC Subject1公式テキスト―Bookkeeper & Accountant Level)を1度読み、公式問題集(新版BATIC Subject1問題集―Bookkeeper & Accountant Level)と、過去問題集を1度づつときました。

  • テキスト読み込み: 5時間位
  • 問題集: 10時間位
  • 過去問: 10時間位

テキストの読みこみ

 簿記2級程度の知識がある方なら、内容の読み込みはほどほどに、簿記用語の英単語を覚えながらテキスト全体を軽くよみ、簿記2級の範囲ではない「一般に公正妥当と認められた会計原則」と「財務諸表分析」の部分は熟読しておくといいと思います。

公式問題集

 この公式問題集は、会計の知識を覚えるという観点から考えるとよくできていると思います。しかし、2011年現在、問題形式が本番試験とかなり違っており、解答用紙も使いにくい。これをメインに勉強するのはオススメではありません。正答できなくても気にせず、解答を通じて会計知識や英文簿記のマナーを吸収するつもりで取り組むのがよいです。試験範囲に最近加わった財務諸表分析だけは過去問も少ないので、じっくりやってもいいかもしれません。

過去問題集

 BATICの勉強をするにあたって、過去問は非常に重要です。BATIC Subject1の試験では、勘定科目や数字が変わっただけのような感じの問題がよく出題されていることが分かります。過去問題集をじっくりやって、BATIC Subject1の試験対策完成を目指しましょう!!

勉強をするにあたって工夫した点など

 工夫した点は特になく、簿記の知識とそれなりの英語のリーディング能力があれば普通に解けると思います。また、どちらか得意な方でしたら、もう片方の知識・能力が磨けるかと思います。

 簿記の知識があれば、簿記の英単語を覚えるだけで、英語の文法はそれなりでもAccountant Levelは狙えると思います。同じような文章の問題が、なんども数字が変わって出題されます。

 逆に、英語が得意な方でしたら、基本的な会計の知識を身につけることができるかと思います。

BATICについて一言

 BATIC Subject1は、知名度・難易度がそれほどでもなく、履歴書や社内でアピールポイントになるような資格ではありません。これから注目されるかといえば、たしかにIFRSの適用などで多少盛り上がるかとは思いますが、英語・会計どっちつかずでとりくみづらい試験なので、その他の日商の資格試験ほどの知名度になるかといえば疑問です。なので、この資格を機に一念発起!とかそういう熱いおもいをもってやるのではなく、簿記や英語の勉強の一環として取り組んでみるといいかもしれません。また、日商簿記2級レベルから日商簿記1級の間にはだいぶ必要となる会計知識のレベルの差があるようです。BATIC Subject2は、その中間くらいの知識が必要とされるそうなので、簿記2級レベルから1級レベルのステップアップに利用されるのもいいかと思います。

次回の試験は、申し込みが10月から、試験日が12月です。

ではでは。

使用した参考書

新版BATIC Subject1公式テキスト―Bookkeeper & Accountant Level

新版BATIC Subject1公式テキスト―Bookkeeper & Accountant Level

BATIC(国際会計検定)Subject1過去問題集

BATIC(国際会計検定)Subject1過去問題集

新版BATIC Subject1問題集―Bookkeeper & Accountant Level

新版BATIC Subject1問題集―Bookkeeper & Accountant Level