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日々感じたこと、艦隊これくしょん、千年戦争アイギス、読書記録

2003年05月13日 短眠(その2)

薀蓄を少々。

睡眠には4段階あります。

1段階目は、ウトウトする部分。

この段階の時に、起こしても自分は寝たという自覚がありません。たまに寝てないと思ったのに、周りから寝てたよ!って言われるのはこの段階に入っていたからです。

2段階目は、レム睡眠に向かう部分。

この時起こされると目覚めるまでに数秒かかります。

3段階目は、レム睡眠です。

レム睡眠の時、脳は活動しています。起きているときと変わりません。この段階の時夢をみますが、具体性や、リアリティー欠きますが、起きた時に覚えている可能性があります。統計的に夢というのは8割が悪い夢です。悪い夢を見るという人は、夢を覚えている人です。また、鬱病の治療に、レム睡眠を減らすと良いことが分かっています。鬱病に利く薬というのは、レム睡眠を減らすものです。これは、悪夢が精神的に悪い影響を与えるからで、普段から精神が不安定な方は、さらに悪い影響があります。

4段階目は、ノンレム睡眠です。

この時見る夢は、現実味を帯びていますが、起きた後殆ど覚えていません。この状態の時おこされると、4割くらいしか覚えていないそうです。また、体力や、精神面で回復するのはこのときです。

眠りは、一度4段階まで行ったあと、その後3を経由し2、また3を経由し4と繰り返します。

睡眠を短くすると、本能的に体力回復、精神的回復がなされるノンレム睡眠を多くとろうとしますので、レム睡眠は減ります。

鬱病患者に限らず、上原さんのように、悪い夢をみる人も、悪い夢がいやだから、短眠でよいっていうのは、精神衛生管理上、良い影響を与える可能性が高いんですね。眠りたい時にまとめて睡眠をとるのもノンレム睡眠を増やしますし。

薀蓄終わり。