ものすごい楽しい思いしなくていいと思っています。将来の不安をできるだけ減らし、食べるものに困らず、わびさびを感じながら静かに暮らしていくのが目標です。
お父さんの世代が働き盛りだったインフレの時代。1円の価値がどんどん下がっていく時代でした。100円で買えるものがどんどん少なくなっていきました。かわりに給料はどんどんあがったけれど、貯金してもずっと働きつづけなければ取り残されてしまう不安感。すごい大変だったのではないかと想像します。
今はデフレの時代。同じ額面で買えるものが全然かわらないから、生活レベルを上げようと思わない限り、無理して給料上げようとしなくてもよいですね。ビンテージがつくようなものでない限り、今1万円で買えるものは、10年後も1万円で買えそうな気がします。しかも、流れに逆らってひっしになってがっついても、昔よりもリターンが少ない可能性がたかい。必死になったぶんだけ割に合わないかもしれない。今は心静かにしっとりと静かに謙虚に生きたもの勝ちの時代なのかもしれないなぁと思います。
ならば、最大限、心静かに生きる道を探してみようじゃないですか。それが今の時代の流れに逆らわない自然体の生き方のような気がしています。
そのようなわけで、将来への不安をできるだけへらすことを第一目標に投資を行っていきます。
デフレがずっと続くのに備え、元本割れリスクをとらない資産を多めにし、デフレ・円高で、実質的に増えた分程度までのリスクをとって、かりにインフレにふれた場合にそなえます。多少の元本割れは、将来への不安を減らした代金だと思って許容します。
ではでは、更新頻度どれくらいになるかはしばらくわかりませんが、「anybody's asset management」にどうかお付き合いください。
2011/12/14 記
- 2012-12-14 初版公開
- 2018-04-30 追補