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【日記】続き物の単行本を刊行されるペースで読むときにそこまでの内容を忘れている現象に対応したい

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今週のお題ゴールデンウィーク2018」

単行本を刊行されるペースで読むときの悩み

 続きもののライトノベルや漫画を単行本が刊行されるペースで読むときに悩みがあります。次の巻がでたころには、そこまでの内容をすっかり忘れてしまっているということです。刊行と刊行の間にストーリに関する記憶がうすれ、「この人だれだっけ」や「なんで主人公たちはここにいるんだっけ?」「この戦いはなんのためにしているんだっけ?」となってしまうんです。

 漫画などでは、単行本の刊行ペースよりも早い、コミック誌の連載という別のペースもありますし、漫画という表現の性質上説明できる文字数が少ないですので、とくに、この「刊行間の忘却」の現象への考慮がないようなものも多いように思います。

 数ヶ月の間が開くことが通常のライトノベルなどでは、前提となる情報を再度提示してくれることも多いのですが、そんなときにも、物語に入り込むまでに時間がかかったりして。よく覚えていない描写に出会ったときに、前の巻を確認したほうがいいのか、再度提示されることを期待して読み進めてしまっていいものなのか、予想に基づく前提確認の要否の判断をいちいちしながらでは、物語の楽しさも半減してしまいます…。

内容を覚えてしまうくらい深く読み込む、について

 刊行の隙間に内容を忘れてしまう、こんな話をしたら、個々のタイトルのファンからはお叱りを受けるかもしれません。コアなファンの方は、何度か読み返してストーリーや登場人物を広く把握していますからね。自分も、中学生のときは、「ポケットモンスタースペシャル」というタイトルをなんども読んで楽しんでいました。何度も読み返しほぼすべての登場人物の名前、容姿、おいたち、性格、ストーリーもほぼ記憶していました。新しい単行本が発売されたときには、なにも準備しないでも、展開にすっと入りこめました。

 ただ、この内容を覚えてしまうという方法、1回だけよんで覚えてしまうにせよ、物語をすっかり記憶してしまうという情熱を持って読むにせよ、それなりの素質、才能がいる読書方法だと思っています。続巻がでたときにあまりついていけなくて読む、復習の前巻。正直、楽しく読めた記憶があまりないんです…。

完結してから一気に読むという選択肢について

 単行本を刊行されるペースで読むとき、そこまでの内容を忘れているという現象に対応するには、そもそもストーリーが完結するまで読まず、完結してから一気に読むという選択もあると思います。実際、完結している小説や漫画を中心に楽しんでいる方も沢山いらっしゃるでしょう。

 しかし、単行本を刊行されるペースで読むという選択肢はなかなか捨てきれません。刊行されるペースで単行本を購入することで、売上がたち、作者が、続刊を発表でき、満足の行く創作活動ができるようになる可能性が高まるのはいうまでもありません。

 たとえば、巻と巻の「間」の楽しみです。『マリア様がみてる』シリーズの「レイニー止め」、アニメ「けものフレンズ」の11話ショックです。作品が発表されるペースで追うことで、「次の展開が非常に気になるタイミングで物語が中断され、読者が次作発表までの間をヤキモキしながら過ごす状態」をナチュラルに楽しむことができます。

 さらに「内容の価値」です。作品が発表されたときというのは、大半の作品の「内容」のプラグマティックな価値が一番高いタイミングだと思っています。その作品を読んでいない人が多いのであれば、単純におすすめとして紹介しやすいですし、すでに人気があるタイトルであれば、リアルタイムでより多くの人と楽しみを共有できるという価値がありますからね。

結局、読書記録をつけるのがよいのではなかろうか

 単行本を刊行されるペースで読みたいが、そこまでの内容を忘れてしまっていて、楽しみが半減している、かといって、やはり、刊行されるペースで物語を読み進みたい。そんなな欲求を満たすには、結局、とてもベタですが、読書記録をブログでつけるのがよいのではないかと考えています。

 まず、読書記録をつけることによって、より深く内容を記憶できるでしょうから、次巻が発表されるときに内容を忘れている現象自体を軽減する効果がきっとあるでしょう。

 さらに、自分が書いた読書記録によって、自分がどこらへんを楽しく思ったのか、どんな人物がでてきて、最新巻までどのようなストーリになっていたのか、そんなことをあとから全巻を読み直すよりも短時間で参照することができます。これは、読む前の予習も使えるのはもちろん、最新巻を読みながら参照するときにも便利でしょう。

 さらに、人によってそのシリーズへの思い入れや観点というのはぜんぜん違いますから、あとで思い出す用途に適切な深さや範囲の読書記録を見つけるのというは不可能に近いでしょう。場合によってはネタバレを踏んでしまうこともあると思います。ですから、内容を思い出す用途では、やはり、自分で書いた読書記録が使いやすい。

 さらに、その読書記録をブログで公開することによって、刊行ペースで読む時の楽しみの一つとしてあげた、他の読者と楽しみを共有することにも繋がりますね。

たくさんの続きものを楽しく読むために

 読書記録をブログに書く意味の「いろいろ理由があって、単行本を刊行されるペースで楽しみたいが、そこまでの内容を忘れてしまっている、そんな現象に対処するため」。この考えはずっと抱いていたものです。たとえば、これらの記事の以下の部分です。

aods1004.hatenablog.jp

漫画やライトノベルなどの続きものの書籍は、 次の巻の発売まで数ヶ月間がひらくことが多いですね。 次の巻が発売されたときには前の巻の内容を忘れていたりして・・・ そんなとき、すっと思い出すためのメモです。ネタバレ注意。

aods1004.hatenablog.jp

続刊が出た時のためのメモ。ネタバレ注意。

 2018年ゴールデンウィークに読了したライトノベルの読書記録を下書きしていて、毎度お決まりにしている「なんでこの記事書いているの」の部分を書こうとしているときに、思いのほか、この部分に関する考えがいろいろ湧き上がってきたので丸一日かけて、気合を入れて文章にまとめてみました。ずっとお家にいて、そんなことができた、2018年ゴールデンウィークの中の一日でした。

最後に

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  • 2018-05-04 初版公開
  • 2018-05-05 追補