- 作者: 森村稔
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/02
- メディア: 新書
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広告に携わる人には、文章がわかりやすくて面白い人が多いような気がして、僕もそんな文章を書けるようになりたいと、広告業界に少しあこがれを持っています。
そんな広告業界に携わった後、大学で作文指導をされている森村稔さんの「自己プレゼンの文章術」を読みました。ブログの文章を改善しようかと読み始めたのですが、この本は、就職活動の自己紹介文作成にかなり意識を置いているため、就職活動の対策にもなったと非常に満足しています。
一冊を通して言っていることは、シンプルで、
- シンプルに、わかりやすく書く。話題を絞る。
- 抽象論を避け、体験をもとに書く。
- 冒頭と着眼点に気を配る。
ということ。悪い例として紹介されていくの文章をみて、「確かにこういう悪い文章書いてしまいそうだ」と思わせる豊富な経験、改良されているのをみて、「確かによくなっている」と納得できる、確かな文章術。説得力をもって伝わってくる内容です。一つ一つの注意点丁寧にこなしていくことが、こういううまい文章を書くことになるんだという無言の教えが詰まっています。
一度、この本を読み、このエッセンスを記憶していれば、多くの人が、よりよい作文をつくることができるようになるでしょう。一度この本を読む必要があるのは、この本の例題や地の文に、これらのエッセンスを具体化する術が凝縮されているから。
読み進めやすくて、納得がいくよい文章で「文章術」を語られたら、信じるようと思ってしまう。本全体が就職活動ではどういう文章をかけばいいのかの見本になっているんです。
2009卒生として就職活動をはじめるにあたって、最初に出会って運がよいと思えた本。就職をはじめるひと、みんなに勧めたい。
最後に
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- 2007-06-24 初版公開
- 2018-05-05 追補 (最後に)